今回ご紹介するのは「不思議プロダクション」(著:堀川アサコ)です。
-----内容-----
青森の弱小芸能事務所に所属するものまね芸人、シロクマ大福、25歳。
将来への不安と迷いを抱える彼のもとには、仕事のオファーはないのに、なぜか不可思議な事件解決のオファーはひっきりなし。
悪戦苦闘しながらも、個性豊かなメンバーと共に解決へ向けて立ち向かうのだが……。
ちょっぴりおとぼけ、ちょっぴりファンタジーのエンタメミステリー。
-----感想-----
作者の堀川アサコさんが青森県出身ということもあり、この作品は青森県が舞台です。
青森が舞台の小説を読んだのは初めてかも知れません。
青森県に、伏木プロダクションという芸能事務所があります。
バブル景気の頃、遅咲きの実力派女優として活躍し出していた伏木貴子が後に立ち上げた事務所です。
伏木貴子は自分が女優としてずっと活動するより、芸能事務所のほうに興味がありました。
今では常にシャネルのエゴイストという香水の香りを振りまく美魔女社長となっています。
伏木プロダクションには100人を超えるタレントがいます。
しかしそのほとんどが本職とは別の趣味の名人で、長年会社の花見や忘年会を盛り上げてきた芸達者が、リタイア後に一念発起して芸能事務所に登録してみたというレベルのタレントが100人中の90人を占めるとのことです。
その伏木プロダクションに所属する芸人に、シロクマ大福という男がいます。
25歳で本名は北村大地。
得意のイタコおろしをはじめとして、大物芸能人から鳥から獣など、色々なものまねができます。
しかし、売れていません。
本人も東京に打って出る度胸はなくて、青森で細く食いつないでいくよりないと考えています。
物語は以下の四話で構成されています。
第一話 ものまね
第二話 超能力
第三話 イリュージョン
第四話 降霊術
どの話にも、伏木プロダクションに所属する芸人が関わってきます。
そしてミステリー要素あり、ホラー要素あり、ファンタジー要素ありの、不思議な事件が起こります。
このミステリー、ホラー、ファンタジーの3つは「幻想郵便局」「幻想映画館」「幻想日記店」の幻想シリーズに代表されるように、堀川アサコさんの小説では頻繁に登場している三大要素です
第一話は、ものまね芸人シゲタシゲルを巡る物語。
銀杏銀座商店街の恒例イベントの夏祭りで毎年大福はものまね芸人としてステージに上がっていたのですが、今年はその役をシゲタシゲルという男に取られてしまいました。
いじける大福。
しかもシゲタシゲルのものまねの上手さは驚異的なレベルで、大福も完敗を認めるほどでした。
しかしステージに三人の闖入者たちがやってきて事態は一変。
酔っ払っている三人は
「おまえ、よくこんなところに顔が出せたな。偉そうに壇の上に上がる前に、おれたちに云うことがあるんじゃないのか?謝ることがあるんじゃないのか?」
とシゲタシゲルに絡んできました。
三人を押さえるために夏祭りの会場は混乱し、やがて混乱が収まった時にはシゲタシゲルの姿は消えていました。
さらに次の日、伏木プロダクションに昨夜とは別のシゲタシゲルを名乗る人物がやってきて事態はますます混乱。
本物のシゲタシゲルはこちらで、昨夜のシゲタシゲルは偽者でした。
そして伏木社長に命じられ、大福がにせシゲタシゲルを捕まえるために動くことになります。
伏木プロダクション所属のタレント、ソフィアちゃんのアドバイスにより、にせシゲタシゲルがおニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」を歌いながら、歌声を松田聖子と郷ひろみとミック・ジャガーに次々変えていくという離れ業をやっていたことから、にせシゲタシゲルの謎を解く鍵は29年前、1985年にあると考えます。
ちなみにソフィアちゃんは「女装の麗人」という芸で全国区の人気を持っています。
第二話は、伏木プロダクションにマジシャンとして籍を置くクロエが登場。
クロエはスピカというファッションビルの6階で占いショップをやっています。
黒髪のショートで黒いワンピースで黒ブーツという黒ずくしで、いかにも占い師な風貌です。
日々占いの研鑽を積んでいると、姿を見ただけでその人の心の重さが判るようになってくる。
というのは印象的でした。
このお話では、ホラー要素が怖かったです
クロエの占いショップと同じ階に、オモチャのナイトーというオモチャ屋があります。
そこに勤める新入社員の篠井早菜(さな)に、「どーこ」という謎の子供の声が聞こえてきます。
それ以来、早菜は幻覚のようなものを見るようになりました。
オモチャのナイトー社長の内藤正樹が乗っているスクーターがバランスを崩して交通事故に遭う幻覚を見たら、実際にそのとおりのことが起きました。
さらに、売り場にある本来着信音など鳴るはずのないオモチャの電話が突然鳴り出し、早菜が恐る恐る受話器を耳に当ててみると、聞こえてきたのはまたしても「どーこ」という謎の声。
これは思わずゾッとしました。
この話には雪田宝飾社長夫人の雪田瑞恵という人も登場していて、気になる人でした。
マオカラーのワンピースという描写があり、どんなワンピースなのか気になるところでした。
調べてみるとマオカラーとは襟型の一種で、中国の人民服に見られるような立ち襟とのことです。
マオとは中国の元主席・毛沢東の名前(マオツォートン)から由来しています。
カラーは襟の部分のことを言います。
さらにドレープをふんだんに使った白いカーディガンとあり、どんなカーディガンだろうと思い調べたらよく見る洒落たカーディガンが出てきて納得しました。
ゆったりとしたカーディガンを「ドレープカーディガン」と言うようです。
そんな洒落た装いの、クロエが「オリエンタルの淑女」と名づけた雪田瑞恵が、物語に強く関わってきます。
「大人はね、自分で自分を育てるの。育つ気がない人は、大人も子どもも変わりませんよ」
伏木社長のこの言葉も印象に残りました。
第三話は、伏木プロダクションの秘蔵っ子であるヒロトが登場。
ヒロトは「デイジー」というロックバンドでボーカルをしています。
デイジーは実力のあるバンドですが、メンバーのルックスも良いことから、アイドルグループとしての売り方もあると伏木社長は考えています。
そして、デイジーの全国進出によって自分も東京に連れていってほしいと考えています。
この話では津軽半島にある寒村の十字村が舞台になります。
そしてヒロトが恋をしてしまった須崎千英梨という女性と、「ひかり島」という謎の島が物語に大きく関わってきます。
「ひかり島に捕まれば、帰れなくなる」
ファンタジー要素とホラー要素のある物騒な島を巡る事件に、村おこしイベントに出演していた大福とソフィアちゃんも巻き込まれていきます。
第四話は、シロクマ大福こと北村大地の物語。
両親が就活スーツを持って、大福のアパートに押しかけてきます。
そしていつまでも売れないものまね芸人などしていないで、会社に就職しなさいと言ってきます。
叔母の連れ合いの取引先の「加納商店株式会社」という会社で営業職の欠員ができたので、大福をコネ入社させてやるとのことです。
4日後に面接があるから準備を万端にしておけと言って両親は去っていきますが、大福は気乗りしません。
この物語には「フェミおじさん」という女装したおじさんが登場します。
いつもワンピースやボレロやミュールに身を包み道を歩いているものすごい不審人物なのですが、このおじさんの正体が意外なところで明らかになり驚くことになりました。
また、大福が最も得意とする芸である「イタコおろし」が活躍する話でもあります。
伏木社長が所属している新時代倶楽部という社交クラブの納涼会で大福がイタコおろしを披露したのですが、
みんなウケて大いに笑っている中、郷坂りつ子と郷坂志保理の二人だけが全く笑わずにいたのが目に留まりました。
そしてその後、郷坂りつ子の屋敷に呼び出されます。
郷坂りつ子は明治時代に菓匠・故郷堂を創業した初代店主の孫娘で現在は隠居しています。
故郷堂は地元の人間にとって手土産の定番のお店とのことです。
郷坂志保理は、りつ子の孫娘で高校生です。
郷坂りつ子は大福のイタコおろしを見て本当に霊を降ろせると勘違いし、亡くなった息子の魂を降ろしてほしいと頼んできます。
当然できるわけないのですが、あまりの必死な頼みに霊を降ろしているふりだけでもしてあげようと大福がイタコおろしをすると、どんな力が働いたのか、なんと本物のイタコの降霊術のようなことができてしまいます。
そこで大福は、亡くなった息子、郷坂真次について何とも奇妙な光景を見ました。
それを境に、大福は車に轢かれそうになったり、歩道橋から突き落とされたりして、身に危険が迫るようになります。
不穏な気配が迫る中、郷坂りつ子の息子の死の真相が明らかになっていきます。
この物語には「蝶々は一頭、二頭と数える」とあり、これは知らなかったので驚きました。
そして夾竹桃雀(キョウチクトウスズメ)という迷彩柄のような緑色の蝶々(正式には蛾)も物語に大きく関わっていました。
各章ごとに、伏木プロダクションに所属しているタレントが事件に遭遇していました。
どの話も新たに登場する人物それぞれに不思議なことが次々と起こっていきます。
そのテンポが早く、いったいどんな話になるのか全く予想がつきませんでした。
ひとつの事件が解決するのは早いですが、すぐに次の事件が起こっていきます。
しかもいずれもホラーチックでちょっと怖かったです。
やはり堀川アサコさんの作品らしく、ミステリー、ホラー、ファンタジーの三大要素が折り重なった面白い物語になっていました。
また新たな作品も読んでみたいと思います
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
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-----内容-----
青森の弱小芸能事務所に所属するものまね芸人、シロクマ大福、25歳。
将来への不安と迷いを抱える彼のもとには、仕事のオファーはないのに、なぜか不可思議な事件解決のオファーはひっきりなし。
悪戦苦闘しながらも、個性豊かなメンバーと共に解決へ向けて立ち向かうのだが……。
ちょっぴりおとぼけ、ちょっぴりファンタジーのエンタメミステリー。
-----感想-----
作者の堀川アサコさんが青森県出身ということもあり、この作品は青森県が舞台です。
青森が舞台の小説を読んだのは初めてかも知れません。
青森県に、伏木プロダクションという芸能事務所があります。
バブル景気の頃、遅咲きの実力派女優として活躍し出していた伏木貴子が後に立ち上げた事務所です。
伏木貴子は自分が女優としてずっと活動するより、芸能事務所のほうに興味がありました。
今では常にシャネルのエゴイストという香水の香りを振りまく美魔女社長となっています。
伏木プロダクションには100人を超えるタレントがいます。
しかしそのほとんどが本職とは別の趣味の名人で、長年会社の花見や忘年会を盛り上げてきた芸達者が、リタイア後に一念発起して芸能事務所に登録してみたというレベルのタレントが100人中の90人を占めるとのことです。
その伏木プロダクションに所属する芸人に、シロクマ大福という男がいます。
25歳で本名は北村大地。
得意のイタコおろしをはじめとして、大物芸能人から鳥から獣など、色々なものまねができます。
しかし、売れていません。
本人も東京に打って出る度胸はなくて、青森で細く食いつないでいくよりないと考えています。
物語は以下の四話で構成されています。
第一話 ものまね
第二話 超能力
第三話 イリュージョン
第四話 降霊術
どの話にも、伏木プロダクションに所属する芸人が関わってきます。
そしてミステリー要素あり、ホラー要素あり、ファンタジー要素ありの、不思議な事件が起こります。
このミステリー、ホラー、ファンタジーの3つは「幻想郵便局」「幻想映画館」「幻想日記店」の幻想シリーズに代表されるように、堀川アサコさんの小説では頻繁に登場している三大要素です
第一話は、ものまね芸人シゲタシゲルを巡る物語。
銀杏銀座商店街の恒例イベントの夏祭りで毎年大福はものまね芸人としてステージに上がっていたのですが、今年はその役をシゲタシゲルという男に取られてしまいました。
いじける大福。
しかもシゲタシゲルのものまねの上手さは驚異的なレベルで、大福も完敗を認めるほどでした。
しかしステージに三人の闖入者たちがやってきて事態は一変。
酔っ払っている三人は
「おまえ、よくこんなところに顔が出せたな。偉そうに壇の上に上がる前に、おれたちに云うことがあるんじゃないのか?謝ることがあるんじゃないのか?」
とシゲタシゲルに絡んできました。
三人を押さえるために夏祭りの会場は混乱し、やがて混乱が収まった時にはシゲタシゲルの姿は消えていました。
さらに次の日、伏木プロダクションに昨夜とは別のシゲタシゲルを名乗る人物がやってきて事態はますます混乱。
本物のシゲタシゲルはこちらで、昨夜のシゲタシゲルは偽者でした。
そして伏木社長に命じられ、大福がにせシゲタシゲルを捕まえるために動くことになります。
伏木プロダクション所属のタレント、ソフィアちゃんのアドバイスにより、にせシゲタシゲルがおニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」を歌いながら、歌声を松田聖子と郷ひろみとミック・ジャガーに次々変えていくという離れ業をやっていたことから、にせシゲタシゲルの謎を解く鍵は29年前、1985年にあると考えます。
ちなみにソフィアちゃんは「女装の麗人」という芸で全国区の人気を持っています。
第二話は、伏木プロダクションにマジシャンとして籍を置くクロエが登場。
クロエはスピカというファッションビルの6階で占いショップをやっています。
黒髪のショートで黒いワンピースで黒ブーツという黒ずくしで、いかにも占い師な風貌です。
日々占いの研鑽を積んでいると、姿を見ただけでその人の心の重さが判るようになってくる。
というのは印象的でした。
このお話では、ホラー要素が怖かったです
クロエの占いショップと同じ階に、オモチャのナイトーというオモチャ屋があります。
そこに勤める新入社員の篠井早菜(さな)に、「どーこ」という謎の子供の声が聞こえてきます。
それ以来、早菜は幻覚のようなものを見るようになりました。
オモチャのナイトー社長の内藤正樹が乗っているスクーターがバランスを崩して交通事故に遭う幻覚を見たら、実際にそのとおりのことが起きました。
さらに、売り場にある本来着信音など鳴るはずのないオモチャの電話が突然鳴り出し、早菜が恐る恐る受話器を耳に当ててみると、聞こえてきたのはまたしても「どーこ」という謎の声。
これは思わずゾッとしました。
この話には雪田宝飾社長夫人の雪田瑞恵という人も登場していて、気になる人でした。
マオカラーのワンピースという描写があり、どんなワンピースなのか気になるところでした。
調べてみるとマオカラーとは襟型の一種で、中国の人民服に見られるような立ち襟とのことです。
マオとは中国の元主席・毛沢東の名前(マオツォートン)から由来しています。
カラーは襟の部分のことを言います。
さらにドレープをふんだんに使った白いカーディガンとあり、どんなカーディガンだろうと思い調べたらよく見る洒落たカーディガンが出てきて納得しました。
ゆったりとしたカーディガンを「ドレープカーディガン」と言うようです。
そんな洒落た装いの、クロエが「オリエンタルの淑女」と名づけた雪田瑞恵が、物語に強く関わってきます。
「大人はね、自分で自分を育てるの。育つ気がない人は、大人も子どもも変わりませんよ」
伏木社長のこの言葉も印象に残りました。
第三話は、伏木プロダクションの秘蔵っ子であるヒロトが登場。
ヒロトは「デイジー」というロックバンドでボーカルをしています。
デイジーは実力のあるバンドですが、メンバーのルックスも良いことから、アイドルグループとしての売り方もあると伏木社長は考えています。
そして、デイジーの全国進出によって自分も東京に連れていってほしいと考えています。
この話では津軽半島にある寒村の十字村が舞台になります。
そしてヒロトが恋をしてしまった須崎千英梨という女性と、「ひかり島」という謎の島が物語に大きく関わってきます。
「ひかり島に捕まれば、帰れなくなる」
ファンタジー要素とホラー要素のある物騒な島を巡る事件に、村おこしイベントに出演していた大福とソフィアちゃんも巻き込まれていきます。
第四話は、シロクマ大福こと北村大地の物語。
両親が就活スーツを持って、大福のアパートに押しかけてきます。
そしていつまでも売れないものまね芸人などしていないで、会社に就職しなさいと言ってきます。
叔母の連れ合いの取引先の「加納商店株式会社」という会社で営業職の欠員ができたので、大福をコネ入社させてやるとのことです。
4日後に面接があるから準備を万端にしておけと言って両親は去っていきますが、大福は気乗りしません。
この物語には「フェミおじさん」という女装したおじさんが登場します。
いつもワンピースやボレロやミュールに身を包み道を歩いているものすごい不審人物なのですが、このおじさんの正体が意外なところで明らかになり驚くことになりました。
また、大福が最も得意とする芸である「イタコおろし」が活躍する話でもあります。
伏木社長が所属している新時代倶楽部という社交クラブの納涼会で大福がイタコおろしを披露したのですが、
みんなウケて大いに笑っている中、郷坂りつ子と郷坂志保理の二人だけが全く笑わずにいたのが目に留まりました。
そしてその後、郷坂りつ子の屋敷に呼び出されます。
郷坂りつ子は明治時代に菓匠・故郷堂を創業した初代店主の孫娘で現在は隠居しています。
故郷堂は地元の人間にとって手土産の定番のお店とのことです。
郷坂志保理は、りつ子の孫娘で高校生です。
郷坂りつ子は大福のイタコおろしを見て本当に霊を降ろせると勘違いし、亡くなった息子の魂を降ろしてほしいと頼んできます。
当然できるわけないのですが、あまりの必死な頼みに霊を降ろしているふりだけでもしてあげようと大福がイタコおろしをすると、どんな力が働いたのか、なんと本物のイタコの降霊術のようなことができてしまいます。
そこで大福は、亡くなった息子、郷坂真次について何とも奇妙な光景を見ました。
それを境に、大福は車に轢かれそうになったり、歩道橋から突き落とされたりして、身に危険が迫るようになります。
不穏な気配が迫る中、郷坂りつ子の息子の死の真相が明らかになっていきます。
この物語には「蝶々は一頭、二頭と数える」とあり、これは知らなかったので驚きました。
そして夾竹桃雀(キョウチクトウスズメ)という迷彩柄のような緑色の蝶々(正式には蛾)も物語に大きく関わっていました。
各章ごとに、伏木プロダクションに所属しているタレントが事件に遭遇していました。
どの話も新たに登場する人物それぞれに不思議なことが次々と起こっていきます。
そのテンポが早く、いったいどんな話になるのか全く予想がつきませんでした。
ひとつの事件が解決するのは早いですが、すぐに次の事件が起こっていきます。
しかもいずれもホラーチックでちょっと怖かったです。
やはり堀川アサコさんの作品らしく、ミステリー、ホラー、ファンタジーの三大要素が折り重なった面白い物語になっていました。
また新たな作品も読んでみたいと思います
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