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Channel: 読書日和
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茶カフェ 深緑茶房

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先日名古屋にある「茶カフェ 深緑茶房」という日本茶のカフェに行きました。
伊勢茶の本場、三重県松阪市のお茶農家直営のお店とのことです。

抹茶ラテなども興味深かったのですが、初めて訪れた今回はせっかくなのでお茶そのものを楽しんでみようと思い、「伊勢深蒸し茶」を注文しました。
「伊勢深蒸し茶」にも味の種類があり好きなのを選べます。
私は「さえみどり」という気節限定の、この時期だけのお茶にしてみました。



やがて写真のお茶セットが運ばれてきました。
カップに入っているこのお茶の美味さを引き出すための適温60度のお湯を急須に入れて砂時計をセットし、1分30秒待ちます。
そして湯飲みにお茶を注ぎました。
このお茶の解説には「まろやかで上品な甘みがあり、鮮やかな深緑色の映えるお茶です。」と書いてありました。

飲んでみると、本当に甘みがありました。
飲んだ瞬間はドスッと突いてくるような鋭い飲み口で、そこで甘さを主張していました。
そして最初の鋭い甘みがあった後、その甘みがふわりと溶けていき、お茶の渋味もほのかに広がるという飲み口でした。

この一煎目を飲み終わると二煎目以降のためにポットでお湯を持ってきてくれました。
そして「二煎目」と「三煎目以降」それぞれに飲み方の解説がありました。

二煎目はポットのお湯をカップの六分目くらいまで注いだら30秒ほど待ってから急須に注ぎます。
一煎目によって茶葉からお茶の味が出やすくなっているので、今回は1分30秒待つ必要はなくすぐに湯飲みに注ぎました。
ポットのお湯は一煎目の60度よりも結構高かったと思います。
三煎目以降はポットのお湯をそのまま急須に注ぎ、すぐに湯飲みにお茶を注ぐようになります。

三煎目になると飲んだ直後に鋭く主張してくる甘みはなくなり、滑らかな飲み口になりました。
そして四煎目になると三煎目の滑らかな飲み口がさらにさっぱりとし、だいぶ薄味になった気がしました。
この「さえみどり」の甘さの特徴がよく出るのはやはり一煎目や二煎目だなと思います。

今回は手違いによりお菓子を頼みそびれたため、お茶だけになりました。
しかしそのおかげで「伊勢深蒸し茶」の「さえみどり」という緑茶をじっくりと味わうことができました。
静かにゆったりと緑茶を飲み、気を休めることができました。
日本茶のカフェは珍しくて味も美味しかったのでまたいずれ行ってみたいと思います

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