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Channel: 読書日和
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終わりのないノスタルジア、山陰

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初夏の頃、JR山陽本線の駅で透き通るような凄く綺麗な海を凄く綺麗な女性が眺める、凄く良いポスターが目に留まりました。
ポスターには「終わりのないノスタルジア、山陰」という興味深い言葉も添えてありとても印象的でした。
そしてポスターの女性は誰だろうと思い調べてみたらモデルと女優をしている中条あやみさんだと分かりました。

ノスタルジアは「異郷から故郷を懐かしむこと(郷愁)」、「過ぎ去った時代を懐かしむこと(懐古)」といった意味です。
ポスターがきっかけで「山陰ディスティネーションキャンペーン」が2018年7月1日~9月30日まで行われることを知りました。
JR西日本がJRで山陰に観光しに行ってもらおうとして行っているキャンペーンです。



私が心を引かれたポスターがこれで、場所は鳥取県の東浜です。
中条あやみさんの表情と海の雰囲気がかなり合っていると思います
「#透明な絶景」というハッシュタグ(ツイッターやインスタグラムなどで、そのハッシュタグをつけて発信すると同じハッシュタグの他の人の発信も見られる機能)が添えられていました。
そして竹内まりやさんの2001年の楽曲「ノスタルジア」の歌詞も添えてありました。

「海辺には名も知らぬ
花が咲いてた
あの頃の私に
戻れるのなら」

ポスターの風景と「ノスタルジア」の言葉の意味と歌詞が上手く合っていると思います。
他のポスターにも歌詞が添えてありました。



こちらは島根県の出雲大社のポスターです。
ハッシュタグは「#神秘の美」とありまさにそのとおりだと思います。
歌詞は次のものが添えられていました。

「遥かなる月日に
よせるときめきは
終わりのない
ノスタルジア」

私は再び山陽に住むのを機に1997年の大河ドラマ「毛利元就(中国地方が舞台)」を第一回から見ていて、先日見た「第十二回 元就暗殺指令」で出雲の尼子経久(つねひさ)という戦国大名が出雲大社を造営したとあり驚きました。
その時は1500年台前半の戦国時代で、500年の月日に思いを馳せるのは歌詞のとおり終わりのないノスタルジアだと思います。



こちらのポスターは島根県の松江水燈路(まつえすいとうろ)で松江城周辺をライトアップする光のイベントです。
着物姿で後ろを振り向いているのと落ち着いた雰囲気の光が印象的です。
ハッシュタグは「#灯し火」とあり、歌詞は次のものが添えられていました。

「時だけが無情に
通り過ぎたあと
残る愛の幻」

愛の幻の「幻」に、落ち着いていてどこか幻想的な雰囲気もある光を重ねているのだと思います。



こちらのポスターは鳥取県の鳥取砂丘です。
まさに「ノスタルジア」な夕陽が印象的で、ハッシュタグは「#黄金の大地」とあり、歌詞は次のものが添えられていました。

「夕暮れ色に染まる
頬には
いつも涙
光ってた」

夕暮れ時は気持ちもたそがれやすく、何か思い出して涙を流すこともあると思います。


「山陰ディスティネーションキャンペーン」のポスターを見たことで、私は島根県の出雲大社に行きたい思いが強くなりました。
山陰で最初に行くならぜひ出雲大社にしたいです。
この秋に行けたら良いなと思います

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