マウンティング

「マウンティング」は格闘技のマウントポジション（馬乗りになり一方的に殴れる圧倒的有利なポジションのこと）に由来する言葉です。
現実世界にもネットにもマウンティングをしたがる人はいます。
ネットには「炎上」もありますが、炎上は特定の企業や人物がとんでもない行為や発言をしてネットを激怒させ、ネットユーザーが総力を挙げて叩き潰しにかかっている状態です。
これに対してマウンティングは、特定の人物が自身が優位に立ちたいがために、他者を見下したり馬鹿にする言動をすることです。

ブログやツイッターを長く続けていると、やはりたまにマウンティング的なコメントをしてくる人はいます。
そんな時私は「何だこのマウンテンゴリラは」くらいに思っています。
これはそのように思われることに不満を持つのは的外れで、マウンティングをしてきた時点でその人物は柄の悪さを見せつけてしまっています。
「自身が好き放題マウンティングするのは良いが、相手が自身に反論するのは許さない」などという理論は通用せず、本来は自身が仕掛けたマウンティングと同じような言葉を返されても文句は言えないです。

私の場合は荒っぽい言葉を使うタイプではないので、マウンティング的なコメントが来た時も穏やかな言葉で返信しています。
そして近年の私はマウンティング的なコメントが来た時は相手の精神状態に着目しているため、自然と相手が何を考えているかが見えています。
何としても優位に立つんだ、自身のほうが偉いと分からせてやるんだといった気持ちがコメントから滲み出ています。

本来ネットでの関係は企業の「会社側」と「お客様側」のような関係でもない限り、「対等な関係」です（会社側とお客様側であってもぞんざいな物言いはいかがなものかと思います）。
これを理解できない人がマウンティングに走るのだと思います。
「私のほうが大変なんだ」「私のほうがその物事をよく理解しているんだ」といったことを上から目線で言いたくて仕方がないのだろうなと見ています。

なので私は「あなたは何とかして自身が優位に立とうとしているようですが、 全くの的外れですよ。ネットは対等な関係です」というのを自身で気づいてもらえればと思いながら返信しています。
マウンティングしても「優位に立つんだ」の思いの強さで自身の気持ちが疲れるだけだと思うので、肩の力を抜くことをお勧めしたいです。